その後、オリンパスTG-5とiphonを使って水中写真を撮っています。

動画も撮れるのでトライしました。
大台ケ原のアマゴです。


賀茂川上流部のせせらぎです。波紋がきれいです。


同じく賀茂川のオイカワの稚魚です。



そもそも、水中写真を撮り始めたきっかけは賀茂川のオオサンショウウオでした。
市内の近場なので、何度か通いようやく見ることができました。また、賀茂川源流部は水がきれいで撮っていて楽しくなります。

でも少し下流に行くと富栄養化の影響が見られます。


ここ2年程、夏の大台ケ原にも行っています。ここではナガレヒキガエルのオタマジャクシを見ることができます。とにかく透明度がすごい。

小さなよどみにはちびアマゴがいます。


4月には富山までホタルイカを撮りに行きました。ホタルイカは産卵のために浅瀬に上がってきますが、新月近くは岸に上がる身投げという現象が 見られることがあります。これを狙って海岸が青く光る様子を狙っているのですが、なかなか上手くタイミングが合いません。しかも真っ暗ななかで水中写真を撮るのは 至難の業でこの程度しか撮れませんでした。


銚子川でも撮影しました。

陸上から見るとエメラルドグリーンですが、水中は若干にごりがあります。
しかし、銚子川と言えば河口のゆらゆら帯なので河口にいきました。

夏に再度チャレンジし、ゆらゆら帯は見れましたが、写真は難しいです。画面左半分は足で水中を混ぜてゆらゆらを出して撮っています。



やはりきれいなのは渓流です。針畑川は透明度が高く、お気に入りです。


丹後です。海水だと生物のバリエーションが増えます。


湖北の様子です。水鳥ST近くで地上から見ると透明度は高いのですが、富栄養化しているようで藻が多く、透明度もよくありません。




最近National Geographicのインスタグラムに半分水中半分空中の写真がよく出てきています。こんな写真をとってみたいと思って、 昔使っていたニコノスを北山の渓流に持ち出してみました。



結果は惨敗。ダイビングしていた頃は水中でも見たままの距離設定でほぼピントは合ったのですが、渓流ではカメラだけを水中に入れて 撮っているため陸上の距離をカメラに設定(ニコノスはマニュアル設定)したところ、すべて後ピンになってしまいました。

水中での光の屈折率は陸上の1.33倍になるため、陸上で考える距離を1.33で割った数値を設定する必要があったのです。 また、渓流は左右から木に光をさえぎられるため案外暗く、ASA100ではほぼ開放にする必要があり、すべてピンボケでした。
そこで、ASA800のフィルムに変更し、距離も1.33で割った数値を設定し、2回目のトライをしてみました。



結果は少しましですが、まったく見えない世界を適当に撮る限界を感じて潜って見るしかないのかとネットを調べたところ 同じようなことをしている人を見つけ、マネすることにしました。
結局WiFi機能付きのデジカメを水中に沈め、iPhoneでモニターしながら撮影するスタイルになりました。
こちらのページにも紹介されていますが、 水中からの電波は水流と泡のノイズにかき消され陸上では拾えないようです。 そこでケーブルを自作し、水中の電波をケーブル経由でiPhoneで拾わせています。結果は見事に水中の世界を映し出せるように なりました。

まず、半分陸上を撮ってみました。


渓流では水面がかなり揺れるため水面の線がぼやけてしまいます。もっと透明度の高い湖でないと思うように撮れないようです。
一方、水中は結構透明度が高い上に流れ込みの水泡や光の模様がでて、思ったよりきれいに撮れました。残念ながら今の時期は 魚影が薄く、アマゴは映っていませんがまずまずの写真が撮れました。